心臓病検査のすすめ

shinzou

心臓病検査のすすめ

心臓病は人間では死因の第2位、実は犬でも死因の第2位で、17%もの犬が心臓病で亡くなっています。(日本アニマル倶楽部2017より)
犬では心臓病に分類される病気の中で最も多いのが、僧帽弁閉鎖不全と言う病気です。 僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の中にある僧帽弁という弁がピタッと閉まらなくなって、血液が漏れて逆流してしまう病気です。 6歳ごろから徐々に発症が増えると言われていますが、実は飼い主様が気づくような症状が出るのはステージAからDのうち、Cなってからです。

A  リスク因子がある

B1  心雑音アリ、心拡大ナシ←聴診でわかる!

B2  心雑音アリ、心拡大アリ

C  心不全の症状(咳、疲れ、肺水腫)アリもしくはあった←気づく!!

D 一般的な治療に反応しない末期


しかも肺水腫がいちど出てしまうとそこから治療を始めても、寿命は約9ヶ月とも言われています。短いですよね…。
しかし、その心臓病の兆候を早期に見つけることができます。
簡単、痛くない、数分!
ただ散歩がてら健診に来て、聴診するだけです。
当院では診察時はワクチンでも下痢でも、毎回聴いてチェックしていますよ!
聴診するだけで、ステージB1で気づけます。そして、適切なタイミングで詳しい検査をし、ステージB2で治療を開始することでなんと、B2からCまでの時間を『無治療に比べて15ヶ月も』伸ばすことができると言われています。犬の一生の10%も伸びます!

しっかりと調べるために、当院では心臓検査はセットで、預かり検査で行っています。
お迎え時に動画や画像、イラストを使って詳しく説明をさせていただきます。

ANP,BNP(血液検査)

心臓の負担を調べます。採血だけですぐ終ります。
通常の診察中にできます。
春や秋の健康診断キャンペーンでも付いているプランがあります。

エコー

エコー1
エコー2

横にゴロンと寝てもらい、アルコールやゼリーで毛を濡らしてみます。
ちょっと長いですけど痛くないです。
主に心臓の弁の様子、血液の流れ、心臓の収縮の動きなどを動画でみれます。

レントゲン

フセや横向きに寝転がってもらい、パシャっと撮ります、痛くないです。
主に心臓のサイズ、シルエットと肺や気管の様子がみれます。
春や秋の健康診断キャンペーンでも付いているプランがあります。

早期発見・早期予防を勧めています。

面倒くさがらずに年に4回、いや2回でも足を運んでください。 今まで、『雑音が出てきましたねー』と言われて気になっていた方、『シニアだし、ちょっと気になるな』と言う方、ぜひお気軽にお声掛け下さい。 ちなみに、投薬治療は進行を抑え症状を緩和するもので、根本治療ではありません。 一生投薬し、心臓病と付き合っていくイメージです。 最近では一部の専門病院で、僧帽弁修復の手術を行える時代になりました。 積極的治療を希望される方は、専門病院への紹介も行っております、ご相談ください。

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