漢方薬のはなし13 犬と猫の歯周病について その2
獣医師の林です。
この「陽だまりしっぽ通信」では、現在当院で取り入れている「漢方薬」についてお話しています。
前回の話はこちらへ → 「漢方薬のはなし12 犬と猫の歯周病について」
今回は歯周病について東洋医学でできる対策についてお話をしようと思います。
まず歯周病に対してもっとも有効なのは西洋医学で、根本の原因の除去を目的とした歯石除去になります。
歯周病に対して東洋医学ができることとしては、
その仔の体質に合わせた漢方薬を取り入れることで
・体質を整える
・ 炎症体質を和らげる
・シニア期を支える
・免疫バランスを保つ
・口腔ケアを継続しやすくする
という面でサポートになる可能性があります。
一番大切なのは「毎日の小さなケア」
東洋医学でも西洋医学でも共通して大切なのは、
「毎日少しずつ続けること」
です。
歯周病は、気づかないうちに進行します。
だからこそ、
・歯磨き
・ この仔が受け入れやすいデンタルケア
・定期検診
・食事管理
・体調チェック
を積み重ねることが、とても大切です。
東洋医学は、その仔の“体全体のバランス”を考えます。
そのため西洋医学だけだと歯周病がうまくコントロールできない仔でも体質に合わせた漢方薬を継続していくと口腔内の環境が落ち着いてくる仔もいます。
歯周病を何度も繰り返したり、悪化しやすい仔に関しては、
これまでと違うアプローチとして漢方薬を試しても良いかもしれません。
まとめ
犬や猫の歯周病は、お口だけの問題ではなく、全身状態とも深く関わっています。
西洋医学による歯科治療を土台にしながら、
東洋医学的な視点も取り入れることで、よりその仔らしいケアにつながることがあります。
「歯を守ること」は、“食べる幸せ”を守ることにつながり、体全体を守ることにもつながります。
当院では現在「歯科検診」を行っています。
ご希望あれば体質に合わせた漢方薬のご提案もさせていただきます。