歯科検診をはじめました!
こんにちは。
ベイタウンペットクリニックの林です。
「歯石は少しついているけど、まだ大丈夫かな?」
「口臭はあるけど、年齢のせい?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、3歳以上のワンちゃん・猫さんでは、約80%に歯周病がみられるとも言われています。
しかも歯周病は、見た目だけでは分かりづらく、症状がないまま進行していることも少なくありません。
そこで当院では、歯石だけではなく、お口の中の状態を総合的に確認する歯科検診を行っています。
口腔内の肉眼的検査
まずは口の中の状態をみます。
・歯石のつき方
・歯ぐきの赤み
・歯の欠け
・歯のぐらつき
などを確認し、デンタルシートを用いて飼い主さんにも分かりやすくご説明します。
「今どんな状態なのか」
「以前と比べてどう変化したのか」
を一緒に確認できるようにしています。
口腔内細菌叢検査
お口の中には、さまざまな細菌が存在しています。
歯周病は、単に歯石がついているだけではなく、“細菌バランスの乱れ”によって進行していきます。
当院では、位相差顕微鏡を用いて、お口の中の生きた細菌を観察しています。
検査では、
・球菌(比較的おとなしい菌)
・桿菌(歯周病に関係する菌)
・螺旋菌(強い歯周病菌)
・細菌の活発さ(運動性)
などを確認し、レベル0〜3で評価します。
「現在は安定しているのか」
「歯周病が進行しやすい状態なのか」
を判断する参考にしています。
歯周病菌レベルの評価
検査キットを用いて、歯周病菌が産生する酵素を測定し、歯周病菌レベルを確認します。
見た目だけでは分からない、お口の中の状態を把握することで、よりその仔に合ったケアにつなげていきます。
総合判定
検査結果をもとに、
・今後注意したいこと
・おすすめのお口のケア
・必要な治療
などを、その仔の性格や生活スタイルも考慮しながらご提案します。
その子に合わせたケアプラン
ご自宅プラン
「これから歯磨きを始めたい」
「自宅でケアを頑張りたい」
という仔向けのプランです。
当院スタッフによる歯磨き指導も行っています。
通院プラン
「自宅ではなかなか難しい…」
という仔には、通院でのデンタルケアサポートも行っています。
また、お口の状態によっては、
・麻酔下での歯石除去
・プラズマ治療
などをご提案する場合もあります。
定期的な再チェックのご提案
お口の状態は、少しずつ変化していきます。
そのため当院では、定期的にお口の状態を確認し、
「悪くなってから治療する」のではなく、
「良い状態を維持する」
ことを大切にしています。
まとめ
ペットのお口の健康は、
✔ 歯石や歯肉炎の状態
✔ 口腔内細菌のバランス
✔ 毎日のケア
すべてが関係しています。
歯科検診は、
「悪くなってから行くもの」ではなく、
「悪くならないように続けるもの」
です。
実際には、見た目以上に歯周病が進行しているケースも少なくありません。
「うちの子は大丈夫かな?」
「今のお口の状態を知りたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。